こんにちは。
大阪北部地震で被災された地域、市民の皆様には一刻も早い復旧をお祈りいたします。
私は関東在住なので全くのテレビの出来事でしたが、東日本大震災のときの西日本もこんな感じだったのかなと思いました。
今回の地震で、登校中の小学4年生の女児がブロック塀の下敷きになりお亡くなりになられたのはとても痛ましい事故です。
それにより日本全国でブロック塀の危険性が再度注目され、各自治体がブロック塀の耐震性の点検を急いでいます。
さっそく各地で違法建築状態や倒壊の危険性があるブロック塀が放置されているのが確認されています。
たしかに今思い出せば、私が通っていた小中高全て、学校の敷地を囲んでいたのはブロック塀でした。
しかも高校の場合、駅から正門へ向かう途中の一部のブロック塀は斜めに傾いていました…
早く建て替えないといつ倒壊してもおかしくない状態です。
私の県でも学校のブロック塀の点検が始まっているようなので早く建て替えるのを望むばかりです。
しかし、なぜ今さらなって点検、危険性の指摘が沸き上がるのか。
40年前の1987年宮城県沖地震の時にブロック塀の倒壊により9人の方が犠牲となりました。
その時に建築基準法の改正とブロック塀の危険性が指摘されました。
その地震をきっかけに仙台市はブロック塀の建て替えに助成金の交付をはじめ、ブロック塀から生垣に取り換える動きもありました。
しかし、全国的にはこのような動きは起こっておらず、今回の地震によりまたも犠牲者をだしてしまいました。
なぜ40年前に全国的なブロック塀の建て替えが起こらなかったのか。
その原因を探らなければ、またも点検と危険性の指摘だけで終わってしまいます。
そこで、私なりにブロック塀の建て替えが起こらない原因を探ってみました。
まず第一に考えられるのは建て替えの費用。
一般的なコンクリートブロック塀は1平方メートルあたり約1万円。
さらに既存のブロック塀の撤去費用も掛かります。
そんな新しくない学校なら、おそらくブロック塀がほぼ学校を取り囲んでいると思います。
それらをすべて建て替えようとするならば…計算しなくても(計算できない数弱)かなりの額になるはずです。
私の印象的に、学校はなにかとお金ないお金ないと言っている印象しかないので、たとえ少しずつ建て替えようとしても、全てを建て替えるのに最悪の場合十数年掛かるんじゃないかと思います。
第二にブロック塀の代用なるものがないこと。
なぜ学校はブロック塀の使用に固執するのか。
それはブロック塀以外に代用できるものがないからだと思いました。が、少し考えればそんなはずないと思います。
重くて分厚くて威圧感のあるブロック塀ではなく、軽くて薄くて明るい色のあるアルミのフェンスなどあるじゃん!と思いつくはずです。
このようなきれいで見た目も良いフェンスはたくさんあるはずです。
たとえ地震等で倒壊したとしてもブロック塀ほどの重さは無いので、下敷きになって怪我をしても命まで落とすような事故にはならないはずです。
で、気になるのは設置費用。
軽く調べたところ、目隠しアルミフェンス1枚で1万円前後。
うーんブロック塀とあまり変わらないような…
でも、今からブロック塀の建て替えを行うならば、またブロック塀を建てるよりも上の画像のようなフェンスに替えたほうが絶対良いと思います。
アルミならば腐食にも強いですし、軽量ですし!
ニュースを漁っているとさっそくこのような記事が
会員じゃないと先が読めませんが、先の記事を読むと、金属製のフェンスに取り換えるようです。
ブロック塀からの脱却は評価できますが、金属製となると、そのフェンスの重みと腐食の進行の早さが気になるところです。
ですが、このようなブロック塀からの脱却は全国でも広がってほしいです。
宮城県沖地震の教訓を生かせず起こしてしまった今回の事故。
これからはもう二度と同じような事故を起こさないように、国と自治体が一体となって迅速な行動を起こしてほしいです。