こないだ、4月6日と7日にサカナクションのライブへ行ってきた。
本当は7日の日曜日だけ行く予定だったが、自分の勘違いによって2days両方のチケットを購入してしまっていた。
だが、結果的には2days両方ライブに行って大正解たった。
めちゃくちゃ楽しかった。ほんまに。ヤバい。
それはさておき、開演まで指定されたエリアでぼーっと突っ立って待っていたら、後ろのほうからカップルの会話が聞こえてきた。
「パスワードなんでそれなの?」
「んーなんなんだろ、思い出せないんだよね」
「前の彼氏の誕生日とか?
あ、でも10はおかしいか」
「誕生日にプラスで10なんだよねーなんでだろう」
なるほど、自分の誕生日プラス10なのか。テンキーでも別に押しやすい配列ではない。
おそらく多くの人もスマホやパソコン、その他もろもろのサイトにパスワードを設定しているだろう。
スマホの場合は指紋認証やパターン入力が多いだろうが、サイトに設定するパスワードは基本的に半角英数字が多い。
愚かなパスワードといえば自分の誕生日や1234などの単純な番号などで設定していたりしている人もいる。
だが、たまにそのような推測しやすいパスワードは設定できなかったりするサイトもあるため、強制的になにかしらの意味が込められたパスワードを設定しなければならないことも多々ある。
つまり数字それだけではなにを意味しているのか分からない配列のパスワードを設定している人は多いだろう。
この私もそうだ。一見なんの意味もない数字並べたパスワードを設定することが多いが、実はこれはJ:COMの好きなチャンネル(3桁)の昔の番号にプラスして1つ数字を足した4つの番号なのだ。
あんまりこういうことを書いちゃいけないだろうが、おそらく誰も分かることはない。
カップルの会話を聞いていたとき、ずっと以前にダウンタウンDXでこんなシーンがあったことをうろ覚えながら思いだした。
武田鉄矢がゲストで出演していたとき、彼は無意識にとある数列をよく電話機で押してしまうのだという。
それは電話番号の形を成していない。
確か6桁くらいだった。
それが自分でも分からないといったトークをしていた。
彼はずっと首をひねって思い出そうとしていた。
すると奇跡的に番組中に思い出すことができた。
それは大学受験時の受験番号だったという。
あくまでもうろ覚えのため話の内容は保証できないが、数字とは人の意識、身体を支配するものだと改めて思った。
結局そのカップルは最後までパスワードの由来を思い出すことは無かった。
とても惜しい。ひっそりと聞いていた私は1人突っ立って考えていたのに。
これを読んでいる方々も、自分がよくパスワードで設定する数字の意味を覚えているだろうか。
忘れてしまっている方々は是非とも思い出してほしい。
武田鉄矢のエピソードのように、ただの数字のように見えてなにか昔の思い出が詰まった大切な数字かもしれない。