つい半年前に新居へ越して新生活を送った(?)自分からしたらピッタリなテーマの記事だ。
新生活を送る上で大切なことは何か。
それは健康な精神と身体だ。
新しい環境や生活を過ごすとなるとはじめはタフな精神が無ければすぐに体調や精神を崩してしまう。
では健康な身体を保つためにはどのようにすればよいか。
それはバランスのとれた質の良い食事をすることだ。
毎日毎食キチンとした食事をすることで、自然と心と身体両方に良い影響を与えるのは明白なことである。
そこで今回は快適な自炊をするためには欠かせない、また快適な新生活を送るためにも大事な逸品を紹介したいと思う。
タイトルからして切れ味の良い包丁を紹介するかと思われるが、どんなに高い包丁を買ったって毎日使用するうちに切れ味は悪くなる。
自分も新居へ越してきたときに良い包丁を求めて購入した。
はじめは切れ味の良さに惚れ惚れしていたが、やはり数か月もしたら切れ味に陰りが見えてきた。
鶏肉を切るときや大根の皮を剥くとき、なにかと刃が食材に引っかかる。
これはいずれ指をやってしまう...そう未来を暗示しながら恐々と暮らしていたことを思い出す。
しかし楽しい自炊をするためには切れ味の良い包丁じゃないとダメだ!
よしまた包丁を買おう!ではなく、すぐにAmazonで包丁研ぎを検索した。
そこで簡単かつお安いお値段でレビューも良い、しかもジャパンメーカーの包丁研ぎを見つけてしまった。
それがこちらの貝印のシャープナー。なるほど包丁研ぎのことをシャープナーと呼ぶのか。
包丁研ぎのイメージといえば四角い石があって、包丁をその上で斜めにしてシャッシャッとやる、まるで職人のような手作業を思い浮かぶだろう。
しかし、この貝印のシャープナーは違う。
まるで未来。
これで一体どうやって包丁を研ぐのかというと、まずはシュッと黒い部分を出す。
そしてここからは簡単3STEPで切れ味抜群の包丁を作り出すことができる。
黒い本体に3つの切れ込みがあって、右から順に1の切れ込みに10回、2の切れ込みにも10回、最後の3の切れ込みに5回包丁を根本から入れて手前へ引く。
たったこれだけである。
これだけでボロボロの刃先が綺麗な状態へと元通りになる。
(早く包丁を研ぎた過ぎて研ぐ前のボロボロの状態を撮るの忘れてしまった...)
この3つの切れ込みにはそれぞれ違う種類の砥石が入っている。
そのため、1、2、3の順番にはしっかりとした意味がある。
- 摩耗した刃先を削り取る
- 刃先をさらに薄く削る
- 仕上げに刃先を滑らかに削り整える
それぞれ10回、10回、5回包丁を挿して引くだけ、余分な力はいらない。ただ真っ直ぐ引くこと。
簡単かつ安全にできるから小学生のお子さんにも出来てしまう。(注意の目配りはしよう)
研いだその晩にご飯の準備で鶏のささ身を切ったとき、正直声が出てしまった。
いや指を切ったのではなくささ身が滑らかに切れてしまってだ。
また包丁の切れ味は食材の味にも影響を与えるのはご存知だろうか。
簡単に言うと切れ味が悪い包丁で食材を切ると旨味が低下して苦味が増加する。
反対に切れ味の良い包丁で食材を切るとその逆で、旨味は保たれて苦味が低下する。
つまり切れ味の悪い包丁で調理するということは、たとえ新鮮な食材を使用してもまるで購入から1,2週間経った食材を使用しているのと同じようなものということだ。なんと残酷なことなのか....
包丁の刃先だけで食事の美味しさ、楽しさ、調理の安全さに影響を与えるのなら、きっと皆さんも包丁を研がずにはいられないだろう...