こんにちは!
今日は自由に書きたいと思います。
大学ってどんなとこ?
さっそくですが、みなさんは大学とはどういう場所だと思いますか?
専門的な学問を学ぶ場所、さまざまな人々と出会い、交流する場所、学生身分の延長を謳歌する場所、大卒という資格を手に入れる場所…などなど、人によってイメージは違うと思います。
また、大学に通っていた人と通ってなかった人でも大きく異なるでしょう。
私のイメージは、上に書いてあるの全部でした。笑
ちなみに、goo国語辞書によると
高等教育の中核をなす教育機関。学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究することなどを目的とする。
当たり前っちゃ当たり前のことしか書いてませんね。笑
大学に入って、興味を抱いた講義に出席する。サークルに加入する。ゼミで興味を抱いた専門分野を研究する。第二外国語を勉強する…
私は入学直後まではそう意識高くイメージを抱きながら学生生活を過ごしていました。
大学ってこんなとこ?
しかし、日々学生生活を送っていくうちに私の大学というイメージはどんどん崩れていきました。
つまらない!講義がつまらない!ただただ講義内容が薄い!
もちろん一回生の講義はその学部学科の入門編といえるような内容になるのは百も承知でした。
ですが、高校で習った部分をまた大学で受けたり、講義を受けるといっても90分間もただただ教授がしゃべくり通したりと、質疑応答もなく、一コマ二コマとただ時間が過ぎていくように感じていました。
大学ってこんなところだっけ?
とても学んでいる感じがしない。一時間以上もかけて大学に通う意味が感じられない。
次第に講義からは足が遠のいていました。
ゼミこそが大学のすべて
しかし、幸いなことに私が通っていた大学は一回生からゼミがありました。(ゼミのためのゼミといった感じでしたが)
一回生のゼミでは、毎週課題として本の要約や、その内容についてゼミ仲間と討論したりと、まだ初歩的な内容ではありましたが、私としてはまさにこれこそ大学だ!といえるような授業を受けていました。
担当となった教授もとても優しい人で、皆が書いた要約や評論に対して褒めるとこ、直すべきとこ両方を必ず言及してくれていました。
ゼミが私と大学をつなぐ唯一の橋渡しでした。
しかし、大学はそう甘くありません。時間割の8割は講義で埋まっていました。ゼミだけ通っては単位は足りるわけありませんし、大学を卒業することも出来ません。
でも、内容の薄いつまならい講義をただただ聴くだけに登校、出席するのは私にはできませんでした。
もっと多様な選択を
勉強したくないわけじゃない。ゼミや語学授業はとても楽しかったし、自分が成長している、スキルを習得している感覚があって毎回出席していました。
しかし、わざわざ教授がしゃべくり通す講義のために大学へ通う必要はあるのか。通わずに済むことは出来ないのか。
夜な夜な私は通信大学やE‐ラーニングについて調べました。
一般的な通信大学ではテキストを各学生に配布し、各自で勉強を進めてもらうのですが、最近はネット環境の向上のおかげでメディア授業を扱う通信大学が当たり前になりました。
そこで私は思うのです。
一般的な四年制大学でも、もっとメディア授業が増えないのか。
メディア授業を充実させれば、学生は毎日満員電車に悩まされず、また、講義を何度も見直せたり、逆に理解が早ければ早いスピードで講義を聴き飛ばすことも出来ますよね。
教授さんたちだって、毎週毎日決まった時間に講義を開かずに済むので、自身の研究により専念できます。
また、大学はいくつもの学部のために多くの教室を確保するために、ドでかい校舎を建てたり、最近よくあるキャンパスの都心回帰をしなくて済みます。
わざわざ教授がしゃべくり通すために、学生を一つの教室に集める必要はないのです。
例えば、政治学の講義があるとしましょう。多くのコマはメディア授業としてネットで配信しています。しかし、とあるコマでは学生たちに少人数グループで討論を行ってほしいため、決めた日までに8回までのコマを視聴してもらい、9回目のコマでは生徒に登校してもらい討論してもらうなど、全てのコマをメディア授業にしなくてもいいわけです。
時代についていけない大学
通信大学だけがメディア授業を発展せず、もっと四年制大学でもその制度を活用するべきです。
もちろん、今の大学でもE-ラーニングといったIT技術を活用した学びが広がっています。
eラーニングとは、情報技術によるコミュニケーション・ネットワーク等を活用した主体的な学習である。これは、集合教育を全部または一部を代替する場合、集合教育と組み合わせて利用する場合がある。
コンテンツは学習目的に従って作成・編集され、コンテンツ提供者と学習者、さらに学習者同士の間で、必要に応じてインタラクティブ性が確保されている。このインタラクティブ性とは、学習を効果的に進めていくために、人またはコンピュータから適切なインストラクションが提供されたり、双方向コミュニケーションが実施されたりすることを指す。「eラーニング白書 2007/2008年版」より
私が通っていた大学では、このE-ラーニングを活用して、主に外国語の勉強や課題提出が出来ました。
私は講義に出席しない代わりに、E-ラーニングでの外国語の学習時間がクラスで断トツのトップでした。笑
また、最近はネット塾も中高生の間では身近な存在になりました。
代表的な塾といったらスタディサプリですね。
あと、あの大手塾の河合塾も映像授業を扱った校舎が増えています。
塾や予備校は世の中のニーズに応えて進化が早いです。
しかし、その塾に通う生徒が目指す大学では、進化適応がだいぶ遅れています。
今の大学では学生が時間割の管理をしたり、休講や課題の情報を見れるポータルサイトがありますが、そのポータルサイトがありながら、成績の開示を見たり、時間割の提出をするために直接学校に出向かなきゃいけない大学がまだあるそうです。
今の大学は時代遅れです。もっともっとITを活用した大学が増えれば、もっともっと大学に通えない人も入学、卒業することが出来ますし、私みたいな大学に失望した学生が減ります。
私は大学を上手く使いこなせなった人という自覚はあります。
頑張ろうと思えば、つまならい講義を面白く感じ、学内図書館を活用してまさに理想とする学生生活を送ることが出来たと思います。
もしかしたら、私にはそこまでのやる気がなかったのかもしれません。
それでも学びたい気持ちは薄れなかったのです。
大学はいくつでも、いつでも入学できます。
もっと大学がITを活用としたどこでも学べる環境を整えれば、また大学に行きたいです。